自薦写真紹介は今回はお休み。 写真撮影について雑感を述べさせていただきます
写真撮影と海釣り
写真部同好会に入会して「風景・ネイチャー」の撮影に励んでいます。
現役時代の趣味は「離島の海釣り」でした。隠岐島・三宅島・八丈島・飛島・種子島・屋久島をホームグランドに楽しい想い出が沢山あります。
写真を始めてから「海釣り」と共通する事柄の多いことに気がつきました。
第一の共通点は「自然」を相手に楽しみ、喜び、感謝し、心弾ませることです。
遠征では現地情報の入手に始まり、機材の点検、空想しながら構想を練る楽しさ等々。この前段階に手抜きがあると良い結果は期待できません。
好結果を生む自然現象にも共通点が沢山あります。
夜明け前(朝まずめ)、夕方(夕まずめ)が一番の好条件です。カンカン照りよりも薄曇、雨降りもまた好条件の一つです。そして夜も予期しない写真・魚を得るチャンスです。
強風・嵐は釣りにも撮影にも不向きです。
日本列島北から南まで四季それぞれに釣れる魚、旬の魚が異なります。写真撮影もまた然り。
旬の風景・花を求めて撮影スケジュールを立てます。
そして何度も同じ場所に通うこと、その場所特有の条件が会得でき、チャンスが訪れます。
釣りには「時合い」(じあい)魚の活性が高い時間帯と言うのが一日に数回あります。
この訪れを忍耐強く待ちします。写真撮影もまた光の好条件・風の治まりを忍耐強く待ちます。この待ち時間が苦にならなくなったとき本物に近づきつつある自分を感じます。
一瞬の「時合い」(じあい)が来ると夢中で手返し(餌の付け替え)に励みます。
写真もまた一瞬のよい光を感じその時夢中でシャッターを切りまくります。
そして一期一会その後に歓びと結果が待っています。
共通して結構お金が掛かります。道具もピンからキリまで、小道具の多いことまで共通しています。そして共に体力が必要です。自然が相手だけに加齢が最大の敵になります。
健康管理に配慮し、無理をせずいつまでも続けられることを願っています。